【パラ水泳】富田宇宙 大会延期にも前向き「何か強いメッセージをみなさんにいい意味で届けられるように」

2020年08月22日 19時32分

オンライン会見に応じた富田宇宙(日本身体障がい者水泳連盟提供)

 東京パラリンピックでの金メダル獲得が期待されるパラ水泳の富田宇宙(31=日体大大学院/EY Japan)には伝えたい思いがある。

 進行性の難病「網膜色素変性症」と戦いながら、昨年の世界選手権では2つの銀メダルを奪取。その流れで東京大会に挑むはずだったものの、新型コロナウイルス禍でまさかの1年延期となった。

 それでも、富田は22日のオンライン会見で「期間が伸びた分、レベルアップの機会として捉えようとしている」と前向きな言葉を発した。ただ、東京大会が無事に開催されるか微妙な状態が続いているだけに「これだけ世界的に困難な状況にあって、正直にスポーツをやっていていいのか。来年開催できるのかという状況だと思っている」と冷静に語った。

 それでも「来年しっかりとパラリンピックが開催されることになれば、やはりこれまでとは一味違った意味合いを持ってくると思う。私たち障がい者、こういう人間が困難を乗り越えて、さらにコロナを乗り越えてトレーニングを積んで、さらなるパフォーマンスの向上をみなさんにお見せする機会になる。何か強いメッセージをみなさんにいい意味で届けられるように準備を整えていきたい」と闘志を燃やす。

 真夏の祭典で最高の輝きを放ち、大勢の人々を勇気づけるつもりだ。