世界陸連会長で、国際オリンピック委員会(IOC)委員でもあるセバスチャン・コー氏(63)は、21日(日本時間22日)の英国BBCのラジオ番組で、来年に延期された東京五輪が開催できるかについて「確実性はない」と発言した。

 1980年モスクワ大会と84年ロス五輪の1500メートル金メダリストでもあるコー氏は、来年の東京五輪の開催を「本当に望んでいる」としながらも、新型コロナウイルスの影響による混乱が今後も続いた場合には「従来の考え方にはとらわれない、新しい形でのイベントを考えることが必要になってくるかもしれない」とも話した。

 IOCとしての公式見解ではないとはいえ、五輪に代わる「イベント」の開催が検討されることになるのか。今後が注目される。