バレーボール女子日本代表の石川真佑(20=東レ)が東京五輪への思いを口にした。かねて目標にしてきた東京五輪は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で来夏に延期となったが、若きエースに悲観する様子は見られない。

 7日のオンライン取材では「自分としては、正直もっと成長できる時間が増えたと思った。その時間をどう過ごすかを意識するようになった」と1年後へ、もう前を向いている。「もっと成長しないといけない。特にディフェンス面、サーブレシーブであったりをもっと安定させていかないと。日本の強みとしてもそこが欠けたらダメだと思うし、自分の中でも足りていない部分があるので、ディフェンス面の粘りであったり、安定性を高めていきたい」と意気込みを示した。

 自粛期間中は「場所や制限等はあったが、やれることはやった。トレーニングは自分の中で、普段やっていることはできないが、基本の形から見直して丁寧にやった。ボールが使える状況であったら、基本というか質であったり、丁寧さや正確性を意識していた」と基礎を重点的に磨いてきた。

 その成果もあって、2日の紅白戦ではサーブ、スパイクともに好調ぶりを見せた。「いい流れもあったので、自信を持ってやっていきたい。現状のコンディションも問題なく、自分のプレーだったり、コンディションは整えられている」と手応えを口にした。