タイソン「偽装ペニス」で薬物検査逃れ

2013年11月16日 11時00分

赤裸々に告白したタイソン氏

 元世界最強ボクサーの“ナニ”のデカさは「偽装ペニス」のおかげだった!? ボクシング元世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏(47=米国)が12日発売の自伝「Undisputed Truth(明らかな真実)」の中で、薬物使用の発覚を逃れるために人工ペニスを使用していたことを告白した。他人の尿を入れた偽物の性器を着用し、検査をごまかしていたという。現役時代だけでなく、引退後もお騒がせを繰り返してきたタイソン氏だが、今回の告白は全米にさらに衝撃を与えそうだ。

 今回の著書の中でタイソン氏は、自らの汚れた歴史を赤裸々に告白した。ニューヨークのスラム街で育ち、11歳の時に初めてコカインを使用。飲酒に至っては赤ちゃんの時からしていたという。当然、大人になってから薬物を断つこともできず、プロボクサーになってからも薬物依存の毎日だった。ノーコンテストに終わった2000年10月20日のアンドリュー・ゴロタ(ポーランド)戦後にマリフアナの陽性反応が出て逮捕された時は、廃人寸前だった。

 1985年のデビュー時は薬物を一時的にやめていた。だが、圧倒的な力で世界を制し、名声を得てから薬物に再び手を出し、堕落した生活が始まった。もはや薬物で興奮状態にしないと試合ができない状態。そんななかで迎えた00年6月24日のルー・サバリース(米国)戦の直前に“悪だくみ”を思いついた。

「試合前に薬物で興奮状態になり、尿検査から逃れる方法を考えた。偽物の性器に他人のクリーンな尿を入れ、それを試合前に着けておいた」

 これで検査をパスしたタイソン氏は、サバリースに1Rわずか38秒でKO勝ち。「偽装ペニス」での初戦は華々しい勝利となった。

 ゴロタ戦後の逮捕から1年たった01年10月13日に復帰戦(ブライアン・ニールセンに7RTKO勝ち)を行ったが、そのころからタイソン氏には“あるウワサ”が流れ始めた。

 それは、タイソン氏の“ナニ”が大きくなったというもので、試合前の計量時にもその様子がはっきりうかがえた。

 もともとデビュー当初から「デカい」と評判だったタイソン氏の“ナニ”だったが、デビューから15年以上経過してさらに巨大化していることを不思議がる関係者は多かった。その実態が薬物逃れのための人工ペニスだったとは…。

 薬物使用で確実にタイソン氏の体はむしばまれた。02年1月、レノックス・ルイス(英国)戦の発表会見で乱闘騒ぎを起こした時もコカインにどっぷりと漬かっていた。「自分を見失っていて、ルイスを見たら殴りたくなってしまった。戦いの歴史は薬の歴史。偉大な将軍たちはみんな薬物で興奮状態にあった」。04年7月30日にダニー・ウイリアムス(英国)に敗れた際も薬物を使用していたという。

 05年に事実上の引退となってからは薬物依存症のリハビリに努めてきたが、今年8月には重度のアルコール依存症になっていることも明らかになったばかり。偽装ペニスとともに歩んだ人生は、別の意味で“伝説”となってしまった。