イングランドはクロアチアに惜敗で決勝進出逃す

エースのケインを封じられたイングランドは悔しい逆転負けを喫した(ロイター)

【ロシア・モスクワ11日(日本時間12日)発】サッカーのロシアW杯準決勝が行われ、イングランドは延長の末、クロアチアに1―2で敗れ、優勝した1966年大会以来の決勝進出はならなかった。先制ゴールのDFキーラン・トリッピアー(27=トットナム)が延長後半10分に負傷退場。その後は1人少ない10人で反撃を試みたが、及ばなかった。

「スリーライオンズ」(イングランド代表の愛称)の先制ゴールは試合開始早々だった。前半5分、MFデリ・アリ(22=トットナム)がペナルティーエリア手前でFKを獲得し、キッカーはトリッピアー。右足から放たれたシュートは美しい弧を描き、クロアチアの6枚の壁を越えてゴール右上に突き刺さった。

 準々決勝を90分で勝ち切ってきたイングランドに対し、クロアチアは2試合続けて延長の末のPK決着。体力的にも有利なイングランドがこれで優位に試合を進めるかに思われたが、決してそうではなかった。

 前半30分、FWハリー・ケイン(25=同)のシュートはオフサイドの判定。今大会6得点を挙げ、得点王争いをリードするエースがなかなか仕事をさせてもらえず、追加点は奪えなかった。

 後半に入ると、サイドで高い位置を取っていたトリッピアー、DFアシュリー・ヤング(33=マンチェスターU)のポジションを下げ、5バックに近い陣形。守備を固めて逃げ切りを図ったが、後半23分に一瞬の隙を突かれて同点を許した。

 1―1のまま迎えた延長前半9分にはCKからDFジョン・ストーンズ(28=マンチェスター・シティー)がヘディングシュートを放つも、ゴール目前で相手DFがクリア。主導権を握られるなか、数少ないチャンスを生かすことはできなかった。

 延長後半4分に勝ち越し点を奪われると、6分後にはトリッピアーが右足付け根付近を傷めて退場。すでに4人の交代枠を使い切っており、10人での反撃は実を結ばなかった。