唇かむ司令塔・柴崎 「出せるものは出せたと思う」

柴崎(右)のパスが日本に流れを呼び込んだが…

【ロシア・ロストフナドヌー2日(日本時間3日)発】日本代表はロシアW杯決勝トーナメント1回戦で国際サッカー連盟(FIFA)ランキング3位の強豪ベルギーに一時2点のリードを奪いながらも2―3で敗れ、悲願のベスト8進出はならなかった。

 先制点をアシストしたのはMF柴崎岳(26=ヘタフェ)だった。後半3分にセンターサークル付近からスルーパス。これに反応したMF原口がゴールを決め、新司令塔の役割を果たしたが、後半36分にMF山口と交代し、敗戦をベンチで迎えた。「日本のチーム力というか、出せるものは出せたと思うし、相手が一枚上手だった。2点先行してからの試合運びはもっとうまくできた。今後、改善すべき点かなと。惜しいゲームをした」と唇をかみ締めた。

 リードした時点では「集中力を切らさないで相手の攻撃に対応して、機を見て得点のチャンスを狙おう」と考えていたという。「相手も相当ペナルティーエリア内に人数も高さもかけてきて、押し込まれる時間が長くなったのもゴールを奪われた原因なのかな。ゆっくり総括して振り返って今後に生かしたい。勝ちたかったけど残念」

 ここまで攻守の要として快進撃を支えた柴崎は移籍市場でも評価がうなぎ上り。すでに複数クラブが獲得への興味を示している。スペインのみならずMF長谷部所属のEフランクフルト(ドイツ)も関心を示しており、この悔しさをバネにさらなるステップアップを遂げそうだ。