誕生日の本田はどこか寂しげ

ロシア・カザンに到着した本田(AP)

<日本代表ドキュメント BLUE侍の挑戦>ベースキャンプ地のロシア・カザンに出発前日の13日、日本代表MF本田圭佑(32=パチューカ)は専属美容師を呼び寄せたようで、金髪の左サイドをキレイに刈り上げたアシンメトリーの髪形で報道陣の前に現れた。

 W杯開幕に向けて心機一転の“勝負ヘア”ということなのだろうが、山井雄神通信員は「スッキリしたけど、どこか寂しげだな」と感じていた。というのも、12日の国際親善試合パラグアイ戦でトップ下のポジションを争うMF香川真司(29=ドルトムント)が好プレーを連発。再び窮地に立たされていることとは決して無関係ではないだろう。

 この日、本田は32歳の誕生日を迎えた。西野朗監督(63)は「選手はそういうのを考えてキャリアを積んでいないので」と話していたが、本田はすでに「今回が最後のW杯になる」と明言。これまで数々の強気な発言で自らを鼓舞し、結果を残してきたとはいえ、今回はかつてない厳しい状況だ。それを感じているからこそ、悲壮感は拭えないのかもしれない。

 出発前の空港では報道陣から誕生日祝いに花束が贈られたが、取材に応じることはなかった。代わりに自身のツイッターを更新し「時間に対する意識がまだまだ低い。もっともっと大事にしないと。。」と投稿。果たして再度、復権のチャンスはあるのだろうか。

 本田にとって最後のW杯を前に、山井は「このままでは終われないだろうな」と考えながら、チャーター機で飛び立ったチームとは別便で決戦地に入った。