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【IOCの選手委員選挙】室伏氏は落選…日本の“選挙下手”は相変わらず
2016年08月19日 11時58分

 国際オリンピック委員会(IOC)の選手委員選挙(一部改選)の投票結果が18日発表され、陸上男子ハンマー投げの五輪金メダリスト室伏広治氏(41)は落選。一方、ロシアのドーピング問題で自身は潔白ながらリオ五輪出場の道を断たれた陸上女子棒高跳びの五輪金メダリスト、エレーナ・イシンバエワ(34)は選ばれた。

 当選した4人は、1603票を獲得したフェンシングのブリッタ・ハイデマン(33=ドイツ)、1544票の元卓球選手・柳承敏氏(34=韓国)、1469票の水泳選手ダニエル・ジュルタ(27=ハンガリー)、1365票のイシンバエワで、いずれも五輪金メダリスト。イシンバエワは5位と27票差のきわどい当選で、1070票で10位の室伏氏は約300票足りなかった。

 2008年の選挙は908票で落選し、ロンドン五輪期間中の12年には2368票でトップになりながら、日本オリンピック委員会(JOC)側に責任があるとされた違反行為により落選となった室伏氏。20年東京五輪組織委員会の競技部門の責任者「スポーツディレクター」を務めており、IOC委員を兼務する選手委員になれば相乗効果が期待されたが、3連敗を喫した。

 選手委員は同一競技から複数選ばれない決まりがあり、今回は23人の候補者のうち陸上が5人を占めたため、陸上関係者の票が割れた可能性もある。ロシアの陸上は組織的ドーピングによりチームとしてリオ五輪から締め出され、連帯責任に猛反発するイシンバエワが執念の当選を果たした格好だ。

 選手委員は、五輪出場選手による投票で選ばれる12人と、IOC会長推薦者らで構成される。

 日本からは、競泳の長崎宏子氏とシンクロの小谷実可子氏が会長推薦で就任した例があるが、1996年に選手投票が導入されてからは小谷氏、テニスの松岡修造氏、スキーの金メダリスト荻原健司氏、室伏氏と落選が続く。韓国は08年にも当選者を出しており、国際スポーツ界における日本の“選挙下手”は相変わらずだ。


 

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