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後を絶たない“ノイアーこそ真のMVP”との声 走行距離が物語る今大会での活躍
2014年07月14日 10時18分

優勝を喜ぶノイアーとヘベデス

優勝を喜ぶノイアー(左)とヘベデス(Photo by Julian Finney/Getty Images for Sony)

 ブラジルW杯はドイツの優勝で幕を閉じた。大会MVPにあたる「ゴールデンシューズ賞」には準優勝のアルゼンチンからFWメッシ(27)が選ばれたが、最優秀GKに送られる「ゴールデングローブ賞」に輝いたドイツの守護神ノイアー(28)こそが真のMVPとの声が世界中から後を絶たない。驚異的ともいえる走行距離が今大会での活躍を物語っている。

 FIFA公式サイトのデータによれば決勝120分でのノイアーの走行距離は6・98キロ。アルゼンチンGKロメロの4・23キロであり、いかにノイアーが動いているかが分かる。ドイツの特徴であるハイプレスをかけるためには高いDFラインが不可欠だが、裏には広大なスペースができてしまう。ここを埋めたのがノイアーの“もう一人のDF”としての動きで、今大会何度も果敢な飛び込みでピンチの芽を摘み取った。ノイアーの存在により、ドイツのサイドバックは安心して攻撃参加が可能となり、攻守にチームを支えた。

 

 足元の技術もフィールドプレイヤー並みにあり、DFとのボール回しにも難なく加われる。1次リーグのアルジェリア戦では実にタッチ数の36%がペナルティーエリア外だった。キャッチングも優れているが、大会で活躍したコスタリカ代表GKナバス(27)らほど派手なスーパーセーブは見せていない。これは事前のDFへの指示(コーチング)でシュートを打たせる前に準備ができているため。今大会の失点わずか4という結果がすべてを物語っている。

 

 GKとしての高い基礎能力に加え、攻守に活躍するフィールドプレーヤーとしての能力も兼ね備える。現代サッカーにおけるGKの一つの理想形を見せたノイヤー。「GKの大会」と呼ばれるほどGKの活躍が目立った今大会でもその活躍は一枚上だった。2012-2013年のバイエルン・ミュンヘンでの欧州チャンピオンリーグ制覇に続き、代表でも栄冠に輝いたことで、名実ともに世界最高のGKを印象づけた。


 

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