【東京五輪】夢プロジェクト「全国一斉花火」の裏に組織委の〝神対応〟

2020年07月20日 20時58分

全国一斉花火プロジェクト「はじまりの花火」の告知画像

 日本青年会議所は20日、東京五輪の開会式が行われる予定だった24日午後8時に全国47都道府県の約120か所で花火を一斉に打ち上げるプロジェクトを大会組織委を通じて公表した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で東京五輪が来年夏に延期された。日本中が閉塞感に包まれる中、それを打破するべく「はじまりの花火」と題した全国一斉花火プロジェクトを日本青年会議所が立ち上げた。「みんなが後ろ向きになっている中、前向きに一歩踏み出す事業をしたいと思った」と語るのは同所の北口崇氏。緊急事態宣言中の5月中旬に思いつき、綿密な話し合いを経て、全国各地の日本青年会議所、日本JCシニア・クラブ、全国の花火業者と連携して実現に至った。

 陰の立役者となったのが大会組織委員会だ。五輪関連の商標や著作権はディズニーより厳しいといわれており、正式なスポンサー以外が「五輪」の名前を使用したり、勝手にイベントを打つのはご法度。だが、今回は「五輪を盛り上げるためなら、どうぞやってください」と組織委は異例の〝神対応〟。6月に書かれた最初の企画書は「日本が一番盛り上がる予定だった日」と、ややボカしたタイトルだったが、正式に組織委の許諾を得たことで堂々と「五輪」をうたうことができたという。プロジェクトは同所からすでに公表されていたが、今回は組織委が主導してメディアに一斉リリースした。北口氏は「コロナ禍でも様々な事業が再開していく必要がある。その中で一番大きいのは五輪・パラリンピック。1年後に向けて盛り上げ、閉塞感を打ち破りたいです」と意気込んでいる。

 花火は午後8時から約1分半。全国120か所(東京都内は3~4か所)で実施される。「3密」回避のため場所は非公表だが、ツイッターやインスタのライブで放映する地域もある。ぜひ、夜空を見上げてみては?