森組織委会長83歳 IOCオンライン総会で1人だけ「五輪 Go Toキャンペーン」 小池都知事再選で民意得た

2020年07月18日 11時58分

森会長

【どうなる?東京五輪パラリンピック(82)】 中止論など、どこ吹く風だ。新型コロナウイルス禍で来年夏に延期した東京五輪の準備状況を確認する国際オリンピック委員会(IOC)総会は、史上初めてオンラインで開催されたが、大会組織委員会の森喜朗会長(83)が驚きの“パフォーマンス”を見せた。

 総会では日本の組織委が従来の日程と会場を維持することを報告。1日だけ前倒しした同一スケジュール・同一会場での実施が決定し、今後は大会簡素化やコロナ対策を本格的に検討する方針が示された。IOCのトーマス・バッハ会長(66)ら幹部が勢揃いした中で森会長は「この長いトンネルを抜けて大会の舞台に集えることは人類の勝利であり、尊く、純粋な喜び」と熱弁。さらには今月5日に投開票された東京都知事選で小池百合子知事(68)が再選したことまで報告したのだ。

「多くの候補者が出馬されましたが、ただ一人、東京大会を正面から政策として掲げられた小池百合子知事が圧倒的な得票で再選されました」と話すと「大会成功に向けて開催都市である東京都民の民意を得たものとして、より一層の協力態勢ができることを心強く思います」とスピーチした。

 都知事選では複数の候補者が「中止」を主張したが、総会後の会見で森会長は「やめたら今の倍、お金がかかることを全く考えていない。こういう候補者は一体、何を考えているのだろう」と批判した。ところが…突然飛び出た「倍のお金」について質問が飛ぶと「例え話で言ったこと」と発言。その上で「常識的に考えて一生懸命に投資したものが完成を見ずして終わればそれは無駄になる。それに対して補償しろとか、弁償しろとなれば…。倍も3倍もなるのが分かる」と主張した。要は「中止は論外」ということだろう。

 森会長は「五輪という崇高なドラマで世界は一つになる」と言い切ったが…。世間の逆風を受けながらも、東京五輪への“Go To キャンペーン”は拍車がかかるばかりだ。