涌井に「コンプライアンス研修」

2012年06月24日 18時00分

【デスクと記者のナイショ話】

 遊軍記者:22日に西武ホールディングス(HD)の株主総会が行われました。

 デスク:ライオンズに関する質問は何か出たのか?

 記者:いえ、なにも。株主の質問の多くは株式再上場に関するものでした。ただ今回の涌井に対する厳罰処分が、どういう背景で下されたのかを改めて認識させられました。球団オーナーでもある後藤代表取締役社長は早期上場実現への強化ポイントとして「事業収益力」「財務体質改善」に加えて「内部管理体制の強化」を力説していました。

 デスク:いわゆるコンプライアンス(法令順守)体制の強化だな。

 記者:はい。そもそも2004年12月に上場廃止の原因となったのが前経営者・堤義明氏による有価証券報告書虚偽記載及びインサイダー取引の発覚ですから、企業の信頼回復を目指す上での最重要課題ですよね。当然、子会社の西武ライオンズも例外ではないという強い企業ポリシーが今回の処分には表れていたわけです。

 デスク:それで〝さらし者〟にされてしまうところが、他球団に比べて気の毒だけどな。

 記者:でも後藤体制後の西武はグループ社員が大麻所持、拾得物横領等の不祥事を起こすごとにその氏名を速やかに公表してきましたし、その度に関係部署の社員らはコンプライアンス研修を義務づけられますからね。今回の涌井だって「1か月の〝謹慎中〟に何らかの研修をさせられていなければ不公平」という声は起きています。

 デスク:飯田専務らが定期的に涌井としていた話というのは「コンプライアンス研修」か?

 記者:おそらくそうでしょうね。ちなみに、その涌井は登録即登板となった22日のオリックス戦(大宮)で1回を無安打無失点。「いい気持ちで上がれた。今日はいろいろな意味で特別なマウンドだった」と復帰登板の感想を語っていました。

 デスク:研修の効果が表れるかどうかは、この日の登板だけでは分からないな。