【東京五輪】都知事選出馬・宇都宮氏の「五輪より都民の命」発言に組織委はノーコメント

2020年05月28日 19時49分

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長(76)が28日、リモートによる会見を行った。

 前日に都知事選(7月5日投開票)への出馬を表明した元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)が新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期となった東京五輪について「できるだけ早い段階で中止を決めるべき。五輪の予算を使えば都民の命を救える」と主張。会見ではこの発言について質問が飛んだが、武藤事務総長は「都知事選の立候補者のお話に対してコメントするのは差し控えたい」と明言を避けた。さらに「都知事選がどうなるかとは関係なく、来年の大会へ向けて準備を進めていくのが我々の仕事だと思っております」と話した。

 また、国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長(70)が、一部メディアに対して大会開催の可否を判断する時期を「10月」と示唆したことにも言及。武藤事務総長は「コーツ委員長に直接確認しました」とした上で「大会の可否という言葉は全く使っていないということ。これから秋にかけて来年の開催へ向けていろいろな検討が進んでいく。大会の開催にあたってどのような配慮、対策が必要なのか?ということが議論されるタイミングがくるだろう。それが個人的見解として10月ということのようであります。特にタイムラインを公式で持っているわけではありません。コーツ委員長の個人的な見解です」と説明。改めて「10月判断」の発言を否定した。