味の素トレセン31日まで使用停止延長で関係者が激白 トップ選手への信頼感

2020年05月08日 11時00分

味の素ナショナルトレーニングセンター

【どうなる?東京五輪パラリンピック(32)】“解禁”はお預けだ。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の延長を受け、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターも使用停止期間を31日まで延長。1年延期となった東京五輪を目指すアスリートにとっては我慢の日々が続くことになる。

 日本スポーツ振興センターによれば、使用停止となった先月8日以降に行ってきた医療面、栄養面の選手サポートは引き続き電話やメールで対応するという。だが、3月上旬の時点で約300人が使用していただけに(本紙既報)、トレセンの封鎖は多くの競技関係者に影響を与えた。同施設担当の日本オリンピック委員会(JOC)関係者は使用再開に向け「もちろん一日でも早くとは思っている」としながらも「決してアスリートだからといって(勝手が)許されるものではない」と戸惑いを隠し切れない。

 それでも強化面については「自宅で補強できない筋肉はちょっと弱ってくる可能性はある」と指摘する一方で「コンディションを維持できるかは選手の自覚、意識が大きいので、各自の姿勢で結果はかなり違ってくる。しっかりやれば維持できるだろうし、ちょっと怠けてしまえばゼロからやり直さないといけない。ただ、トップアスリートはかなり意識を持っているので、大丈夫なのでは」とみている。

 別の関係者は「ちょっとした認識不足というか、意識の違いで(職員19人が感染した)全柔連(全日本柔道連盟)みたいになってしまう。(トレセンは)300人超がトレーニングをしていても(感染者を)1人も出さなかった」とチクリ。意識と自覚を持って、来るべき日まで待つしかない状況だ。