沢野大地JOCアスリート委員長 同僚コロナ感染で所属先に対策強化要請

2020年04月01日 17時41分

テレビ電話で取材対応するJOCアスリート委員長の沢野大地氏

 日本オリンピック委員会(JOC)のアスリート委員長を務める陸上棒高跳びの沢野大地(39=富士通)が1日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期が決まった東京五輪について「世の中がこういう状況の中、アスリートであるというより、アスリートも国際社会に生きる一員として責任ある行動を取るべき。延期については支持したいと思っております」と委員長としての見解を語った。

 沢野委員長は3月31日深夜、国際オリンピック委員会(IOC)と世界各国のアスリート委員会による電話会議に出席。それを受け、自身も現役選手ということを配慮してテレビ電話形式で取材に応じた。

 延期が決まるまでの不安な時期については「中止になるのか、延期になるのか、開催されるのか。そういった不安定な状態でトレーニングしていた時期は非常につらい」。

 その上で「ゴールが見えたことで、また新たにスタートを切ることができる。私自身のように年齢を重ねて、1年延びるとどんな影響があるか?という心配の声もある。もうこうなったら私自身は1年延びようが、いま自分ができることをとにかく継続してすること、それが第一」と決意を口にした。

 さらに、新型コロナウイルスの猛威にさらされる現状について「人命よりも最優先されるものはない」との見解も示した。

 一方、同じ富士通に所属する2008年北京五輪男子400メートルリレー銀メダリストの塚原直貴氏(34)が新型コロナウイルスに感染したことにも言及。「非常に残念ですし、塚原君の体調が不安」としつつ「会社に問い合わせたところ、何度も何度も確認して対策も聞いた上で(陸上教室に)送り出したと聞いております。今後は絶対こんなことが起こらないように、対策をさらに強化していただきたい」と語った。