森喜朗会長 来年の五輪開催は「人類が打ち勝つ証し」

2020年03月30日 19時23分

 新型コロナウイルス感染拡大により1年延期が決まった東京五輪を巡り、大会組織委員会は30日、都内で理事会を開催した。

 組織委会長で議長を務めた森喜朗会長(82)は冒頭で延期の経緯、国際オリンピック委員会(IOC)との協議内容を説明。「新たなスタートに当たり、これまで準備に取り組んだ関係者、会場を保有する自治体の皆様には大変ご迷惑をおかけする」と各理事に話した。

 注目の開幕日について、森会長は「春という意見と夏という意見と両案が出ておりまして、それぞれのメリット、デメリットを比べ合って最終決定しようということになっておりました」と説明した上で「恐らく今週にも(トーマス)バッハ会長から連絡があるのではないか」との見通しを述べた。関係者によると、来年7月23月開幕案で最終調整に入っており、近く決定するとみられる。

 一方、この日の理事会では選手村や会場、観戦チケット、ボランティアなどの運営面、財務など様々な課題事項が確認された。1年延期によるアスリートの強化費へ配慮する意見なども出たという。森会長は「史上初めて、かつてない経験を我々は取り組む。人類が打ち勝つ証しとして、来年も東京五輪・パラリンピックを実現することが組織委員会の使命」と語った。