ついに森会長が東京五輪延期を言及も…なぜか「延長」と表現

2020年03月23日 15時46分

会見する武藤事務総長(左)と森喜朗会長

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で通常開催が危ぶまれている今夏の東京五輪について、大会組織委員会の森喜朗会長(82)が23日、都内で取材に応じ、初めて大会延期に言及した。

 これまで各団体の複数関係者から延期案が持ち上がったが、そのたびに森会長は否定。あくまで通常開催を主張し、延期論者の〝火消し〟に努めてきたが、ついに折れる時が近づいたようだ。

 前夜、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(66)と話し合ったといい「中止ということは一切議論しない。あり得ないこと」と前置きした上で「当然、延長も避けるわけにはいかない。延長の件は議論しないわけにはいかない」と語った。

 これまで「延期」を一切口にしなかったためか、なぜか「延長」という文言を3回使用。その上で「これから日本とIOCと両方から選ばれたメンバーで何ができるか、どうしていけるか議論をしようと。4週間の間につくり上げたいということでした」と説明した。

 具体的な延期の時期については言及せず、4週間という期間については「バッハさんにお聞きください」と明言を避けた。

 森会長はバッハ会長と会合した前夜のうちに安倍晋三首相(65)、東京都の小池百合子知事(67)、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(62)らにも状況を伝えたという。安倍首相、小池知事はこの日に「延期検討」を口にしている。

 これまで一貫して「通常開催」を口にしてきたIOC、日本政府、東京都、組織委、JOCの主要5団体が一斉に「延期」へかじを切った形となった。なお、山下会長は同日夕方に取材対応する予定だ。