【バドミントン】金メダル候補の遠藤大由&福島由紀に「五輪延期」をズバリ直撃

2020年03月18日 16時40分

遠藤(右)と渡辺もマスク着用でポーズ

 東京2022大会になっても問題なし!? 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が危ぶまれる東京五輪は、ここにきて「延期」の流れへと傾きつつある。一世一代の自国開催に暗い影を落とすが、金メダル量産が期待されるバドミントン界は実に明るいムードが漂う。先頃伝統の大会「全英オープン」を制覇した男女ダブルス勢に「もし2年延期したら?」と思い切ってぶつけると、何とも頼もしいリアクションが返ってきたのだ。

「通常開催」「延期」「中止」「無観客」…さまざまな案が飛び交う昨今、各五輪競技団体はヤマ場に入る予選大会をどう扱うかが、最大の問題となっている。それ以上に、最も可能性が高いとされる「延期」となれば、すでに五輪代表選手が決まっている競技団体は大モメ必至だ。引退を余儀なくされる選手もいるだろう。そこで注目はバドミントン日本代表「バード・ジャパン」だ。

 1月に不運な交通事故に遭って復帰を目指している男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(25=NTT東日本)を筆頭に、女子シングルスの奥原希望(25=太陽HD)、山口茜(22=再春館製薬所)ら全5種目で金メダル獲得の可能性があるほど、とにかく強い。先の全英オープンでは女子ダブルスの“フクヒロペア”こと福島由紀(26)、広田彩花(25)組(アメリカンベイプ岐阜)、男子ダブルスの遠藤大由(33)、渡辺勇大(22)組(日本ユニシス)がともに初制覇を飾り、明るいニュースを日本に届けた。渡辺は混合ダブルスでも五輪出場を確実にしており、いったいメダルを何個取るのかと期待は高まる。

 だが、これらはすべて「東京五輪が通常開催された場合」の話だ。前述の2ペアが凱旋帰国した際、取材に応じた日本協会の銭谷欽治専務理事(67)は五輪開催について「状況としてはちょっと厳しいかなって感じています」と言いつつ、浮上している「2年延期案」には「選手もピーキングや年齢的なものもあるので…」と眉をひそめた。

 確かに飛ぶ鳥を落とす勢いのバード・ジャパンだが、2年延期となれば今回の全英Vの遠藤は35歳、福島は年齢が3つ増えて29歳になっている。そこで本紙は2人を直撃!

 あくまで仮定の話だが「2年延期しても現役続行か?」と聞いてみると、遠藤は「続けますよ。引退はしません!」と満面の笑みで即答。さらに福島も「延期したらですか? もちろん(五輪を)目指しますよ」と、こちらも笑顔で確約した。

 当然、両者とも「ポジティブに考え、しっかりトレーニングできる期間だと思って体を鍛えていきたい」(遠藤)、「やるべきことをやるだけ。しっかり準備していきたい」(福島)と通常開催へ向けてもやる気満々。遠藤のパートナー・渡辺も「強くなるってことだけを考えて一つずつ先に進みたい」と頼もしい言葉を口にする。

 エースの桃田は4月12日からの日本代表合宿に参加予定。五輪直前で大ケガを負い、実戦から離れていることを考えると、むしろ「延期」のほうがコンディションを戻せる可能性が高い。もちろん、通常開催できるならそれに越したことはないが、どんな事態になっても心は折れない。これが今のバード・ジャパンのテンションだ。