厳戒態勢・五輪イベントの空気一変 森喜朗氏「私はマスクしない」で大ひんしゅく

2020年02月22日 16時40分

五輪組織委の森会長が壇上であいさつしたが…

 新型コロナウイルス感染拡大の影響は広がるばかりだ。英ロンドン市長選の候補者の一人は東京五輪・パラリンピック大会をロンドンで代替開催すると発言。これに東京都の小池百合子知事(67)は「適切ではない」と不快感を示した。

 同知事は「まずは感染防止に徹底して取り組む」と開催の姿勢を崩さないが、一方で都主催の大規模な屋内イベントを3月15日まで原則的に中止か延期とする方針を発表。各スポーツ団体も大会やイベントを中止・延期し、感染防止に最大の注意を払っている。

 そんな中、東京五輪のオフィシャルスポーツウエア発表会(21日)は異例の厳戒態勢の中で開催された。関係者・メディア約130人はマスク着用が義務づけられ、会場入り口ではアルコール消毒液が置かれた。報道陣には事前に体温計測を促し、37・5度以上の場合は「帰国者・接触者相談センター等、しかるべき機関にご相談ください」との通達も。冒頭あいさつでは感染者へのお見舞いの言葉も述べられ、新型コロナウイルスの話題になると会場に緊張感が漂うほどだった。

 ところが、そうした空気を一変させたのが“失言メーカー”こと大会組織委員会の森喜朗会長(82)だ。ステージ上で「(ウイルスが)早く消し飛んでほしい。神にも祈る毎日。選手諸君は気をつけてウイルスをもらわないように」と注意喚起。ここまでは良かったが…なんと「私はマスクをしないで最後まで頑張る」と誰も笑えないジョークを飛ばし、会場は失笑に包まれた。

 感染防止の旗振り役でもある組織委トップのKY発言に、ネット上は「また余計なひと言を…」「この冗談は笑えない」「世界がパニックなのに信じられない」と大炎上。関係者一丸となって感染防止に取り組む状況を、たったひと言でブチ壊した。何かと失言の多い元総理だが、本当に危機感があるのだろうか…。