新型コロナウイルスで東京五輪開催中止デマ拡散の裏

2020年02月03日 16時40分

東京都の小池知事(ロイター)

【スポーツ情報局】五輪担当記者 先週ネット上で拡散した「東京五輪中止か」という“フェイクニュース”は、反響がすさまじかったようですね。

 デスク 中国で猛威を振るう新型コロナウイルスの感染者が国内でも次々に報告されているからな。でも「中止」に関しては東京都の小池百合子知事(67)や大会組織委員会がデマを受けて、先週の時点できっぱり否定したよな。

 記者 その通りなんですが、感染症対策については海外メディアも強い関心を示しています。2日に取材に応じた小池知事によれば、副知事や局長クラスと連携して拡大防止のために検査体制をどうするかなどを検討している段階のようです。

 デスク 中国では国際大会が他国開催に変更となるだけでなく延期や中止になっているし、日本も後手後手の対応にならないようにしないとな。

 記者 それが関係者に話を聞いたところ、五輪に向けた感染症対策は議論になっていないそうです。都や組織委がどうこう動くというよりも、政府が決めた方針に従って対応するみたいですね。

 デスク まあ、そうなるよな。チャーター機による中国・武漢市からの邦人帰国の手配や入国規制は政府がやっているしね。とはいえデマが拡散する裏には、それだけ不安を感じている人が多いってことなので…本当に大丈夫なのか?

 記者 7月24日開幕の東京五輪は真夏の開催ですし、「さすがに落ち着いているだろう」というのが周囲の見立てです。ただ、重症急性呼吸器症候群(SARS)の際には発生から終息宣言まで約8か月を要していますからね…。“うそから出たまこと”にならないことを祈るばかりです。