札幌市が「2030年冬季五輪」正式立候補

2020年01月29日 19時55分

 日本オリンピック委員会(JOC)は29日、都内で理事会を開催。札幌市を2030年冬季五輪の開催候補都市に承認し、立候補することとなった。招致されればスキージャンプ「日の丸飛行隊」が表彰台を独占した1972年以来の札幌五輪開催となる。

 理事会後、福井烈専務理事(62)は「各自治体からの関心について調査した結果、札幌市が唯一、国内候補として意思表明し、正式文書がJOCに提出された。これをもって札幌市を2030年五輪冬季大会に札幌市を国内候補地として決定し、IOCへ公式文書で提案させていただいた」と語った。

 国際オリンピック委員会(IOC)は昨年6月の総会において、五輪の開催地選定に関する規則を変更。まず(1)大会開催に関心を示す複数の候補地とIOCが対話する「コンティニューズ・ダイアログ(断続的な会話)」、その次に目的を絞った特定の競技大会について対話する「ターゲット・ダイアログ」と段階を踏み、(2)条件を満たす場合にIOC理事会に報告、(3)承認された場合にIOC総会に提案、(4)IOC総会の投票で開催地決定というプロセスを踏む。

 今回、札幌市は立候補したが、現在は(1)のさらに最初の段階だ。規則変更後初の招致活動となるだけに、今後については「前例がないため、断続的な会話がどれくらいの期間になるかは分からない。手続きが変わり、IOCも手探り状態」(関係者)と不透明だ。

 今のところソルトレークシティー(米国)、バルセロナ(スペイン)が立候補に積極的とみられ、札幌市のライバルとなる。