東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、観戦チケットのデザインを発表した。

 古来から日本で親しまれてきた「紅」「藍」「藤」「松葉」の4色を使用。十二単(じゅうにひとえ)などに使われる色の組み合わせである“かさねの色目”を用いることで、日本らしさを表現。さらに、各競技を絵文字で示したスポーツピクトグラムも描かれており、躍動するアスリートの動きが魅力的に引き出されている。

 今回のチケットには、コミュニケーションツールとして情報を伝える役割もあり、会場案内の手助けも担っている。

 開閉会式を除き、五輪は59種類、パラリンピックは25種類のデザインがあり、チケットには、競技名や会場、日時などが記されている。また、開閉会式のチケットデザインについては、後日公表する方針となっている。

 観戦チケットの2次抽選販売は15日の未明に申し込み受け付けがスタートし、29日の11時59分に締め切られる。抽選結果は2月18日に発表予定。