【バドミントン】桃田の不安はオーバーワーク?

2019年12月17日 16時30分

桃田は金メダルを手に凱旋帰国

 五輪金に不安ありか。バドミントンの男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(25=NTT東日本)は今季の国際大会で11勝をマーク。年間最多勝利を更新し「東京五輪金メダルに最も近い」活躍だった。

 しかし、小学校時代の恩師である吉川和孝氏(69)は桃田の動きに違和感を覚えたという。15日まで行われたワールドツアー(WT)ファイナルで4年ぶり2度目の優勝を果たしたが、2ゲーム目以降は足が止まるシーンが何度も見られた。吉川氏は「いかにも疲れているような動きだった。今まであんな姿を見せることはなかった」。心配のあまり、試合後にはLINEでメッセージを送ったほどだ。

 すでに五輪代表入りは確実とあって今後は出場する大会数を減らすことも可能だが、桃田は大会に出場しなければならない理由がある。世界1位でいれば、五輪本番の組み合わせに恵まれるからだ。トップの座をキープするには国際大会に出て結果を出し続ける必要があるため、なかなか休養を取ることは難しい。

 実際、全日本総合選手権から10日後に今大会が開幕。疲労が蓄積していたことは間違いないだろう。桃田のオーバーワークを懸念する吉川氏は「肉離れをしたら1か月以上練習できない。疲労からの捻挫も心配。筋肉をほぐしながら、同時に筋力アップができればいいが…」と話した。

 16日にWTファイナルが行われた中国から帰国した桃田は「まだまだ満足せずに精進したい。先は見ずに自分のできることを精一杯やっていきたい」と意気込んだが、ケガなく五輪を迎えられるか。金メダル取りの大きなカギになりそうだ。

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