スノーボード&スケートボードの「二刀流」 平野歩夢に課せられた“ミッション”

2019年11月29日 16時30分

意気込みを語った平野歩夢

 スノーボード男子ハーフパイプで冬季五輪2大会(ソチ&平昌)連続銀メダルの平野歩夢(21=木下グループ)が、ある“ミッション”を課せられた。

 夏季の東京五輪出場を目指し、今シーズンからスケートボードに本格参戦。1年目でいきなり五輪ランキング日本人最上位に浮上し、冬夏連続の五輪出場が視界に入ってきた。スノボ、スケボーなどの普及に取り組む日本アクションスポーツ連盟幹部は「(平野らのおかげで)メディアに取り上げられるようになった」と笑みを浮かべる。ところが、競技人口は思うように増えておらず「もっと競技に取り組む人を増やしたい。子供たちにやってみたいなって思ってもらう必要がある。五輪で勝ったり、アメリカンドリームを手にする姿を見てもらうことで、夢を与えられたら」と話す。

 一方でスノボ界では、ソチ五輪男子ハーフパイプ銅メダルの平岡卓(24)が自動車運転処罰法違反などの疑いで書類送検され、プロスノーボーダーの国母和宏被告(31)も米国から大麻を密輸したとして大麻取締法違反と関税法違反の罪で起訴されるなど、不祥事が相次いでいる。アクションスポーツ全体の人気を高めるためには負のイメージを払拭する必要もあり、「横乗り系スポーツ」の第一人者、平野にかかる期待は大きいのだ。

 住友ゴム工業のブランド「ファルケン」の新チーム発足会見(28日)では東京五輪に向けて「自分が悔いのないように、一つひとつ積み重ねて、みなさんに応援されるような選手になれたら」と意気込んだ。暗い影を吹き飛ばし、日本人史上初の冬夏連続の五輪メダルを狙う。