メダル確率は100%――。サーフィンで東京五輪の代表入りが有力視される五十嵐カノア(22=木下グループ)の株が急騰している。

 五十嵐は5月に行われたプロ最高峰の大会「チャンピオンシップツアー(CT)」第3戦で日本人初優勝の快挙を成し遂げ、東京五輪のメダル候補に名乗りを上げた。日本アクションスポーツ連盟の年間表彰式(22日)では「来年は五輪優先でいきたい。金メダルがメインの目標です」と“V宣言”をかっ飛ばして会場を沸かせた。

 ビッグマウスにも聞こえるが、同連盟幹部の評価は高く「CTでの活躍ぶりを見れば、可能性は十分にある」と太鼓判を押す。さらに「五輪会場で実際に練習できるのは大きいし、波を見る観察力もある。コーチの指導通りできれば、必ずメダルは取れる」と自国開催も追い風になっているという。

 五十嵐自身も「五輪で金メダルを取ることは毎日考えています」と自信満々に話す。メダルの獲得は当然のこと。目指すは表彰台の頂点のみだ。