JASA(日本アクションスポーツ連盟)が主催する「JAPAN ACTION SPORTS AWARDS 2019」が22日、都内で開かれ、五十嵐カノアが「ACTION SPORTS of the YEAR」を受賞した。

 JASAがアクションスポーツで活躍した選手を表彰し、魅力を伝えていくために開催した当授賞式には、ホールが満員になるほど多くの観客が詰めかけた。

 普段は海外を拠点とする五十嵐にとって、宮崎県で開催された9月の「ISAワールドサーフィンゲームズ2019」以来の来日となったが「昨日もいた感じがするので、久々な感じはしない」と日本の環境にも順応した様子を見せた。

 5月の「WSLチャンピオンシップツアー(CT)第3戦」で日本人初優勝の快挙を成し遂げたことで、一気に注目を浴びた。「メディアの取材が増えました」と苦笑いしながらも「練習とメディア対応のバランスを取ることが勉強になりました」と充実した表情を浮かべ、この1年を振り返った。

 東京五輪までは残り9か月。「五輪優先でやっていきたいです」と意気込みを語った五十嵐。悲願の金メダル獲得へ向けて、表彰式終了後は足早に今季最終戦が行われるホノルルへと向かった。