バレーボール男子日本代表の西田有志(19)と浅野博亮(29)が所属するVリーグ・ディビジョン1のジェイテクト(愛知・刈谷市)は7日、26日の開幕を前に名古屋市内の熱田神宮で必勝祈願を行った。

 昨季は不本意な7位。新キャプテンの本間隆太(27)は「今年は優勝できる手応え、自信があります。新規、再入部選手の3人が2メートル超えなので、これまでのレシーブ力に加え、高さが加わり、チーム力が上がっている」と話した。

 西田はワールドカップ(W杯)参戦中のため、この日は不在。W杯は12チーム総当たりで戦い、世界ランキング11位の日本は初戦で3位・イタリア、4日に22位・チュニジア、前日(6日)は7位・アルゼンチンに勝利しており、西田は主力として活躍している。

 リーグ戦でも期待されるが、本間は「五輪も控えており、あくまでプラスアルファの戦力として考えて、彼に頼りすぎないようにしたい。今年のジェイテクトなら戦えます」と西田に負担をかけず、チームの持ち味である総合力でトップを目指す。

 昨年まで主将だった浅野は、今の日本代表について「チーム状態がかなりいい。石川祐希選手(23=パドバ)の状態がよく、引っ張っている。それに若い西田がはつらつとしてチームを乗せている感じでうまくまとまっている。一人ひとりがきちんと仕事をしている」と分析。自身も「リーグで活躍できればチャンスはある」と五輪出場への意欲を口にした。