東京五輪チケット販売名称 「セカンドチャンス」を変更した理由とは

2019年07月31日 16時30分

会見した組織委の鈴木チケッティング部長(左)と古宮正章副事務総長

【スポーツ情報局】五輪担当記者 東京五輪チケットの「第1次抽選の追加抽選販売」が8月8日からスタートします。

 デスク ようやく正式決定か。それにしても分かりづらい名称だ。前は「セカンドチャンス」って呼んでなかったか?

 記者 そうなんですよ。第1次抽選で落選した人限定の“敗者復活戦”だし、絶対に「セカンドチャンス」のほうがしっくりきますよ。

 デスク なんで変更?

 記者 秋に行われる「第2次抽選販売」との混同を防ぐためだそうです。組織委の鈴木秀紀チケッティング部長(55)によると「IOC(国際オリンピック委員会)と英語でやりとりすると、セカンドチャンスとセカンドロッタリー(第2次抽選)が意外と分かりづらい」とのこと。ただ他にも引っかかることが…。実は「セカンドチャンス」は商標登録されており、株式会社イープラスが2001年4月に登録しているんです。

 デスク 先客がいたのか…。しかもイープラスってチケット販売サイトを運営しているもんな。要するに折り合いがつかなかったってワケか。

 記者 いいえ、双方に取材しましたが「円満解決」です。組織委のスタッフがイープラスを訪れて、商標登録の事実を確認。じっくり話し合った末に、組織委が回避を決めたようです。

 デスク イープラスが拒否したとか?

 記者 いえ、イープラスに確認したら、そういう要求は一切してないとのこと。それで組織委も「仮に商標登録されていなくても最終的には使ってなかったと思います」(鈴木氏)。やっぱり「英語の混同」が一番の理由でしょう。

 デスク だとしても、わざわざ会社に足を運んでいるし、余計なトラブルを抱えないよ
うに回避したんだろうな。

 記者 何かと“炎上”の時代ですから、賢明な判断でしょう。