バドミントンの「ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン2019」4日目(26日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)、各種目の準々決勝が行われ、女子ダブルスは連覇を狙う福島由紀(26)、広田彩花(24)組(アメリカンベイプ岐阜)の“フクヒロペア”が伏兵のツェン・ユー(23)、リー・ウェンメイ(19)組(中国)に0—2(16—21、14—21)のストレートで敗れ姿を消した。

 それぞれ個々で試合の経験はあるものの、ペアとしては初対戦。福島が「印象としてはアタッカー。しっかりレシーブができず、攻め切られる形が多くなり、焦ってミスにつながってしまった」と反省の弁を述べれば、広田は「レシーブから攻撃に持っていくことができなかった」とうなだれた。

 また福島によると、昨日までよりもシャトルが飛ぶ感触があったという。「その分(相手の)スマッシュへの準備も遅れた」という福島は、苦しい展開の中でも時折、笑顔を見せた。「相手に流れが行っている感じがしたので、少しでも変えようと思っていろいろやってみた」(福島)

 だが勢いに乗る相手を止めることができず、東京五輪と同時期の同会場でストレート負け。広田は「ホームなのでプレーしていて楽しいし、応援も力になったので優勝したかった。今回は負けたが、まだまだ試合は続くので頑張りたい」と前を向いた。

 同種目ではリオ五輪金メダルの高橋礼華(29=日本ユニシス)、松友美佐紀(27=同)組の“タカマツペア”、昨年の世界選手権を制した永原和可那(23)、松本麻佑(23)組(北斗銀行)の“ナガマツペア”が4強進出。

 シングルスでは男子の桃田賢斗(24=NTT東日本)、女子の奥原希望(24=日本ユニシス)、山口茜(22=再春館製薬所)らが準決勝に駒を進めた。