新体操 東京五輪メダル取りへ大技「打ち上げ花火」

2019年07月24日 18時09分

公開練習を行った「フェアリー・ジャパン」

 新体操日本代表「フェアリー・ジャパン」が24日、国立スポーツ科学センター(東京・北区)で公開練習を行った。

 メダル獲得を目指す2020年東京五輪まであと1年。その前哨戦となる世界選手権(9月、アゼルバイジャン・バクー)に向け、この日は「ボール」と「フープ・クラブ」の2種目の団体演技を披露した。日本は開催国枠で東京五輪出場をすでに決めているが、山崎浩子強化本部長(59)は「表彰台は難しいですが頑張ります」と、あくまで自力で出場権を取りに行く。

 6月のアジア選手権の後、Dスコア(演技価値点)を3・5以上もアップさせる“大改革”を行った。「いつでも手具が空中に飛んでいないと点数にならない」と山崎本部長が言うように、人の上や手具をくぐらせる難易度の高い連携技、視野外や手以外の複数投げなどを時間いっぱいに詰め込んだ。そのため「手具操作がうまい」と山崎本部長が舌を巻く高校生の稲木李菜子(16=駒場学園高)を抜てきした。

 リオ五輪では「リボン4本投げ」の大技が話題となったが、今回は見た目で分かりやすい派手なポイントは「ないです!」と山崎本部長は語る。

「全部を見てください。あの(リオ五輪の)リボンの大技は難しいけど点数は低い。今回は一つひとつの技が難しくて点数が高く、切れ間なくやっているのが見どころです」(山崎本部長)

 絶えず手具が空中を舞う演技を「打ち上げ花火大会です」と表現した。

 フェアリー・ジャパンは4月のW杯バクー大会の団体総合で強豪・ロシアを破って優勝した。東京五輪の新体操決勝は大会最終日(8月9日)。恒例の“閉幕の華”として、華麗な花火を打ち上げられるか。