【バスケット】男子 20年東京五輪開催国枠ゲット

2019年04月01日 16時30分

米ゴンザガ大で活躍する八村(左)が東京五輪も引っ張る(ロイター=USA TODAY Sports)

 日本バスケ界が新たなステージへと向かう。国際バスケットボール連盟(FIBA)は30日(日本時間31日)、コートジボワール・アビジャンで理事会を開き、2020年東京五輪で日本に男女とも「開催国枠」を与えることを決めた。男子は1976年モントリオール五輪以来44年ぶり7度目、女子は2大会連続5度目の出場となる。

 男子出場の道のりは苦難の連続だった。発端は05年、プロ化にかじを切らない日本協会に反発する形で完全プロのbjリーグが誕生。男子は国内2リーグ併存となり、これを問題視したFIBAに国際試合禁止処分を科された。

 異例の措置が下される中、救世主として現れたのがサッカーJリーグ初代チェアマンで、日本バスケットボール協会エグゼクティブアドバイザーの川淵三郎氏(82)だ。同氏はリーグ統合に尽力。15年8月に制裁が解除されると、16年9月には統一した「Bリーグ」の開幕が実現した。

 それでもFIBAは開催国枠の付与について慎重な姿勢を崩さず、日本に「W杯16強相当」の実力を求めたが、米ゴンザガ大のエース八村塁(21)やNBAの渡辺雄太(24=グリズリーズ)らが代表に加入して状況一変。今夏のW杯出場権獲得につなげ、最後のノルマを果たしたことで五輪出場が決まった。

 吉報を受けた川淵氏はツイッターで「皆さん!! 喜んでください(中略)男女揃って出場が決まって万々歳です」と大喜び。高校バスケを題材にした漫画「スラムダンク」の作者・井上雄彦氏(52)もSNSで「東京五輪出場権獲得のために我が身を投げ打って力を尽くされてきた皆様に、敬意と感謝を表します」と歴史的快挙を喜んだ。

 五輪本番でキーマンとなる八村は「日本の全員が一丸となって五輪の出場を決められたと思うので、これはすごい大きいこと」とコメント。まずはW杯で「16強」以上の結果を出し、正々堂々と20年の「夢舞台」に立ちたいところだ。