竹田恒和JOC会長が退任表明「若いリーダーに託したい」と強調

2019年03月19日 19時18分

退任を表明した竹田恒和会長

 2020年東京五輪招致疑惑でフランス司法当局の捜査対象となっている日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)が19日、都内で開かれたJOC理事会で退任の意向を表明した。6月の任期満了まで務めて退任するとし、併せて国際オリンピック委員会(IOC)委員も近く辞任することとなった。

 竹田会長は理事会終了後「少し時間をください。これまで18年間にわたりJOCの会長を務めた。皆さんの助力で東京五輪開催が決まり、組織委でも多くの方々の努力で順調に進んでおり、あと500日となった。私としてはぜひ成功してもらいたい」と述べると、続けて「世間をお騒がせしたことは大変心苦しく思っていた。進退を慎重に考えたときに、JOCのこれからのことを思うと次代の若いリーダーに託して東京五輪、パラリンピックに向けて新しい時代を切り開いていくのがふさわしいと思った。ついては6月の定年をもって、JOCの会長と理事を退任することと致しました」と説明した。

 竹田会長は1月に行った一連の贈賄疑惑に対する釈明会見では、質疑応答なしの7分足らずの内容に批判の声が上がっていたが、この日は記者の質問に対応。「定年で辞めるならもっと早く言うタイミングが合ったはず」という疑問に関しては「時期は覚えていないが、早くから私の中ではそういう思いがあった」と答え「若いリーダーに託したい」と繰り返した。「疑惑を認めたと受け取られかねない」と詰められても、一貫して定年での退任だということを強調した。