〝グレー人脈〟涌井は西武の厄介者

2012年05月26日 18時00分

 西武・涌井秀章投手(25)の〝フライデー騒動〟で現場も困惑する「一軍登録抹消」——西武球団の強硬処分の裏には、来年にも迫った鉄道株再上場に向けた西武ホールディングス(HD)の意向が反映されている。内情に通じる球界関係者はグループ内での涌井の評価急落の原因をこう語った。


「本来は選手を守るべき球団がここまでキッパリと一選手を突き放すというのは、組織にとってもういらない人間と言っているようなもの。実際に一昨年(2010年)オフにはセの某球団との間でトレード交渉が進んでいたし、コンプライアンス(法令順守)上の理由で涌井のマネジメントに関わる人物との関係解消を球団は再三要求してきた。その一件にまつわる和解金の支払いうんぬんの事務所移籍問題が、まだ片付いていないんじゃないか。株式再上場に向け、グループにとって涌井はもはや厄介者でしかない」


 涌井は11年に所属事務所との契約解消を求める裁判を起こしており、この所属事務所を涌井に紹介したのが元暴力団員のX氏であると報じられている。こうした〝グレーゾーン〟を球団というより本社サイドが嫌い、放出してまでも清算しようとしていたわけだ。


 涌井は処分発表後「しょうがない。自分の脇の甘さというか、野球でも私生活でも迷惑ばかりかけている」と猛省を誓ったが、今回の処分をきっかけに再び「涌井放出」への動きが加速するのは避けられそうにない。

 
 DeNA・高田繁GMは本紙の取材に「もちろんトレードの話が来てからだけど、女性問題だけならウチとしては問題ない。彼は独身だし(地元の)横浜高出身という縁もある。もしそういう話が出てきたら動きたい」と色気を見せたが、トラブルの引き継ぎを覚悟で獲得に動く球団があるかどうか…。他球団の出方も含め「沢村賞男」をめぐる今後の動向が注目される。

 

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