フライデー涌井「強硬処分」のウラ

2012年05月26日 18時00分

 西武は22日、写真誌で女性との問題が報じられた涌井秀章投手(25)の一軍選手登録を抹消する処分を発表した。女性に〝ベッド写真〟とともに不誠実な態度を暴露されたとはいえ、涌井は独身で「プライベートな問題で球団は関知せず」との姿勢も取れたはず。にもかかわらず、これほど問題視した理由は何なのか。極めて異例の処分の裏にあったものとは――。


 会見で、飯田則昭球団専務は「いきさつもいろいろあると思うが、結果的にああいう姿の写真が出てきてしまった。プロ野球選手としてどう見せるか、どう見えるかは非常に大切な要素。涌井投手にはいろいろなことを改めて考えてほしい。我々の立場としては一軍で試合を続けながらではなく、一度考える時間と場所を持ってもらうという趣旨で今日(抹消を)決めました」と話した。


 18日発売の写真週刊誌「フライデー」は「ベッドで撮られた無防備な姿」というタイトルとともに涌井と24歳ホステスの2ショット写真や主に女性の告白で構成された記事を掲載した。記事によると女性は昨年12月に福岡・中洲の高級クラブで涌井と知り合い、数日後に札幌に呼び出されてホテルに宿泊。札幌滞在中に転倒して額から出血し、別れ際に飛行機代として10万円を渡されたという。その後、事実を知った女性の交際相手が涌井の携帯電話に再三連絡したが通じず、4月には球団にも電話したが取り次がれなかった。男性は「彼女は転んだと言っていますが、暴行されたのかもしれない。どういうつもりで彼女におカネを渡したのか、涌井選手の口から聞きたい」と話しているという。


「フライデー」が報じたことが全てであれば、事件性はほとんどない。故障や再調整ではなく、単なるスキャンダルによる抹消処分は極めて異例だ。チーム防御率が12球団ワーストという苦しい台所事情の中、暫定守護神として再生中の涌井が現場を離れるのはチームにとっては大きな痛手となる。しかし、飯田専務は「(抹消)期間をいつまでというのは今の段階で決めていない」と厳しい姿勢を強調した。球団の決定を受け入れざるを得なかった渡辺監督は「我々は今いるメンバーで戦っていくしかない」と悲壮感をにじませた。涌井の登録抹消は、現場も困惑するほど「異例の強硬処分」だ。

※続く

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