バドミントンの全日本総合選手権第3日は29日、東京・駒沢体育館で2回戦が行われ、男子シングルスでは世界選手権覇者で3年ぶりの優勝を狙う桃田賢斗(24=NTT東日本)が、全国高校総体3冠(シングルス、ダブルス、団体)の緑川大輝(18=埼玉栄)を寄せつけない強さで撃破し、3回戦に進出した。同ダブルスは園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)らが勝った。

 女子はシングルスで前回大会女王の山口茜(21=再春館製薬所)や奥原希望(23=日本ユニシス)が28日に続いて順当に勝利。ダブルスでは2連覇を狙う福島由紀(25)、広田彩花(24)組(岐阜トリッキーパンダース)が勝利。リオ五輪金メダルの髙橋礼華(28)、松友美佐紀(26)組(日本ユニシス)の“タカマツペア”は、今季限りでの現役引退を表明しているロンドン五輪銀メダルの藤井瑞希(30)、垣岩令佳(29)組(再春館製薬所)の“フジカキペア”を破って勝ち上がった。