バドミントンの全日本総合選手権(27日~12月2日)の会見が26日、会場の東京・駒沢公園体育館で行われた。

 男女のシングルス&ダブルスと混合ダブルス、各カテゴリーの上位者が勢揃いして日本一を争う今大会は、東京五輪出場権獲得レースに参戦する資格を得る重要なもの。会見には、昨年優勝した男子シングルスの武下利一(29=トナミ運輸)、女子シングルスの山口茜(21=再春館製薬所)、女子ダブルスの福島由紀(25)&広田彩花(24=ともに岐阜トリッキーパンダーズ)の4人が出席した。

 8月の世界選手権(中国・南京)で銅メダルを獲得した山口は「全員レベルが高いので連覇にはこだわりすぎず、初戦から自分のプレーに集中してやりたい」と語り、ダブルスにも出場することに関しては「シングルスよりも笑顔が出るかな」と笑った。

 また現在世界ランキング1位の“フクヒロ”ペアは「厳しい戦いになり、向かってこられると思うが、跳ね返す気持ち」(福島)、「自分たちの通用する点と弱点を感じた1年の経験を生かしたい」(広田)と力を込めた。