【ボクシング】元世界王者・高山勝成アマ登録でさらなるプロから転向の大物現れるか

2018年10月17日 16時30分

 プロボクシングで、元主要4団体世界ミニマム級王者の高山勝成(35=名古屋産大)が16日、日本ボクシング連盟の菊池浩吉副会長らとともに都内で会見を行い、希望していたアマチュア登録が認められたことを明かした。

 高山は昨年4月に引退し、アマとして2020年東京五輪出場を目指すことを表明していた。元プロのアマ転向は日本初。高山は「今はすごく興奮しております。これからが本当の勝負だと思っています」と新たな船出に晴れやかな表情を見せた。提出予定の書類に不備がないことが確認されれば、晴れてアマボクサー高山が誕生する。

 高山の現役引退は当初からアマ転向を見据えたものだったが、山根明会長時代の連盟は受け入れを拒否。高山は署名運動や日本スポーツ仲裁機構への調停申し立てを行ってきた。そんな中、8月に助成金流用などの不正問題を告発された山根会長が辞任し、内田貞信氏を会長とする新体制が発足。状況は大きく変わった。

 もちろん、元世界王者にも特別扱いはなく、アマ初戦は「来年春に行われる全日本選手権の愛知県予選あたりになるのではないか」(菊池副会長)。東京五輪の代表選考方法はまだ決定していないが、全日本優勝が大きなウエートを占めることは確実で、重要な戦いを迎えることになる。

 さらなる注目は高山に続くプロからの転向選手が現れるのかだ。菊池副会長は非公式ながら「4~5人のプロや総合格闘技などの他競技の選手から問い合わせがあった」と明かす。高山のアマ復帰はあくまで“特例”という扱い。連盟では今後、さまざまなケースに対応できるルールづくりを進めていく方針だ。

 ただし、連盟内には急速な開放路線に反対する意見もあり、どのような規約改正となるのかはまだ不透明。高山の戦いぶりも、今後に影響を与えそうだ。