プロボクシング元ミニマム級世界王者・高山勝成(35)が16日、都内で会見を行い、日本ボクシング連盟にアマチュア登録が認められたことを発表した。ミニマム級の高山は日本人として初めて世界主要4団体のタイトルを獲得。昨年引退し、2020年東京五輪を目指している。

 前任の山根明会長時代、連盟は高山の申請を拒否してきたが、内田貞信会長に代わって状況が一変。9日には資格審査委員会のヒアリングが行われ、近日中に提出する書類に不備がなければ、その時点で正式にアマ登録が認められる。

 高山は日本スポーツ仲裁機構に調停を申し立てていたが、すでに取り下げている。

 15日から都内で本格的なトレーニングを始めた高山は「今はすごく興奮しています。これからが本当の勝負だと思う」と新たな挑戦に向けての決意を語った。