8日に死去した大相撲の第54代横綱輪島大士さん(本名・輪島博=享年70)の通夜が14日、東京・港区の青山葬儀所で営まれた。

 輪島さんと親交のあった野球評論家の田淵幸一氏(72)、歌手の五木ひろし(70)、元ボクシング世界王者の輪島功一氏(75)、プロレスラーのグレート小鹿(76)ら、各界の著名人を含む約500人が参列。祭壇には現役時代の土俵入りをする写真が飾られた。

 輪島さんと親交のあった先代貴乃花の長男でタレントの花田虎上(47=元横綱三代目若乃花)も参列し「(生まれて)目を開けた時には、輪島さんが目の前にいたような存在。私の人生にとって、いないことが想像つかないです…。今思うと失礼なんですが(子供のころは)『輪島ちゃん』と呼んでいて。するとニコッと笑って『まさる、まさる』と呼んでくれました」と思い出を披露。

 続けて「親父が先に行っているので…。親父とゆっくり話してねって。また2人でバカなことをやっていると思います」と故人をしのんだ。