toto「BIG」法改正で最高15億円へ

2013年02月22日 16時00分

スポーツ議連総会であいさつする麻生会長

 最高15億円、W杯にも賭けられる――。21日に都内で開かれた超党派の国会議員によるスポーツ議員連盟の総会で、サッカーくじ・totoの最高当せん金の引き上げと対象試合の拡大を定める法改正案が了承された。各党の検討を経て3月にも国会に提出し、成立を図る。来春がダメでも2014年W杯後の実施を目指すという。

 

「組み合わせるならW杯やアジア杯、欧州杯。単体ならプレミアリーグ。麻生さん(太郎副総理=議連会長)は『1にプレミア、2にブンデス』と言っていた。ブンデスリーガには日本の選手が多い。できれば(年間売り上げが)1000億円の大台に乗れば…」というのは議連幹事長代理の遠藤利明衆院議員(63)。

 

 totoの実施を定めた「スポーツ振興投票法」は、対象をJリーグ戦、最高当せん金は1口100円につき1億円(加算金がある場合は2億円)としている。これを国際サッカー連盟主催のW杯などの国際試合、海外リーグ戦に広げ、当せん金も1口につき2・5億円(同5億円)にしようというのが今回の改正案だ。3口にあたる300円単位で売られ、キャリーオーバー次第で最高6億円が当たる「ビッグ」は計算上、15億円が最高となる。

 

 法改正の目的は、19年ラグビーW杯、招致が成功した場合の20年東京五輪でメーン会場となる国立競技場の建て替え費用の捻出。見込まれる1300億円を誰が負担するかは決まっていない。スポーツ界独自でくじ収益から建設費の一定部分を賄い、国や都の負担を減らす。対象試合拡大と最高金額アップで、史上最高だった08年度の約900億円を超える大台をもくろむというわけだ。

 

 とはいえ、世界のサッカーでは八百長が大問題になっているだけに、対象試合の拡大は「安全第一、慎重に」(遠藤氏)ならざるを得ないという。