日本ボクシング連盟の吉森照夫専務理事は8日、都内で会見し、この日辞任を表明した山根明会長が、どの範囲まで職を辞することになったのかについて「理事は当然辞めると思っているが、会員まで辞めるかどうかは確認していない。分からない」と答えるにとどまった。

 報道陣から「トップが辞めたのに、その範囲を連盟が確認していないのはおかしいのでは?」と問い詰められると「理事も強化委員長の権限もなくなると今、言ったじゃないですか。しつこい」と逆ギレ気味に話す場面もあった。

 多くの理事が辞意を表明していると伝えられていることについては「昨日(7日)の理事会に出席した25人(うち委任状が2人)は、全員が辞める意思表明をしたが、まだ正式な書類はない」とのことで、この日夕方までの時点で正式に書類を提出したのは、山根会長の息子でもある昌守副会長だけだという。