バドミントン世界選手権初出場ながら女子ダブルスで41年ぶりの金メダルを獲得した永原和可那(22)、松本麻佑(23)組(北都銀行)は東京五輪に向け、激化が予想される国内争いに気を引き締めた。

 この種目で日本は金、銀、銅を独占する快挙を成し遂げた。リオ五輪金メダルの高橋礼華(28)、松友美佐紀(26)組(日本ユニシス)が表彰台に上がれない層の厚さを世界にアピール。頂点に立ったとはいえ、若きペアにとっては第一歩であり、通過点に過ぎない。

 松本は「日本人の大会がカギになる。そこで我慢して自分たちのプレーをぶつけていけたら」と向上心を燃やした。永原も「改めて日本のレベルの高さを感じた」と満足感に浸ることなく、挑戦者の姿勢で挑むことを強調した。

 日本勢は今大会で金2、銀2、銅2と史上最多6個のメダルを獲得。2年後の東京五輪へ期待が高まる好結果を残した。