バスケW杯予選で豪と大乱闘のフィリピン 同国では23年自国開催への悪影響を懸念

2018年07月06日 16時30分

飛び上がって襲いかかるフィリピン選手(中=AP)

 2日のバスケットボール男子・2019年W杯アジア1次予選の、フィリピンとオーストラリアの対戦で起こった大乱闘は、両国協会トップが共同で謝罪する事態に発展した。国際バスケットボール連盟が調査に乗り出し、事態の解明後に処分などが行われるとみられる。

 両協会の会長は5日、ホームページを通じて連名による声明を発表。フィリピン9人、オーストラリア4人が退場となった乱闘に「バスケットボールのコートで、あってはならないこと。世界のバスケット関係者におわびする。我々は責任を全面的に受け入れ、現在進められている(国際連盟の)調査に協力する」と謝罪の意を示した。

 2日は各地で試合が開催され、日本はアウェーで台湾を破って2次予選進出を決めた。マニラ郊外でのフィリピン対オーストラリアでは、第3クオーター(Q)の途中、48―79とリードされたフィリピンの攻撃中、同国選手が相手を倒したことから乱闘に。コートサイドの控え選手らもなだれ込み、パンチにキック、場外乱闘もあり、12分ほど中断した。

 ビデオ検証で計13人が退場後、フィリピンは選手が足りずに3人で試合再開に臨むも、さらに2人が反則で退場。1人になったため、規則により第3Q途中でオーストラリアの89―53で試合終了となった。同国とフィリピンは1次予選を1位、2位で通過した。

 オーストラリアのアシスタントコーチで元NBAのスター選手だったルーク・ロングリー氏は、自身の経験を通じて最悪の出来事だとメディアに語った。

 暴れぶりが目立ったのはフィリピン側。同国は自国を中心に日本、インドネシアと共催で23年のW杯を開催する。地元紙では、W杯などの開催への悪影響を懸念する記事も見られる。

 日本では日大アメフットや、高校バスケでの審判殴打や高校ハンドボールでの“ヒジ打ち”など試合中の行為が相次いで問題化している。そして起こった海外代表チーム同士の乱闘。ネット上では「殴る、蹴るをしたいなら、そっちの競技へ行け」との書き込みも見られた。