悪質タックル日大アメフット部「再出発」ノビノビ練習中にポケモンGO

2018年06月30日 16時30分

渦中の日大アメフット部が全体練習を再開した

 悪質タックル問題で揺れる日本大学アメリカンフットボール部が驚きの変化を見せた。

 29日、東京・世田谷区桜上水のグラウンドで約1か月ぶりに全体練習を行った。基礎練習のみで約45分間と短かったが、人によってはウオーミングアップから居残り練習を含め3時間近く汗を流し、選手それぞれが声を出して盛り上げるなど上々の“再出発”となった。

 練習前には反則問題を調査するため日大が設置した第三者委員会が都内で会見して中間報告を発表。加害選手の行為が、内田正人前監督(62)、井上奨前コーチ(30)の指示で行われたと認定した。また、部員やスタッフ計約150人にアンケートを実施。現時点で回答を得た約120人中、今回の事案について内田前監督側が正しいと回答した人は誰もいなかったという。善悪の構図がより明確になったのは、部のイメージ回復を目指す選手にとっても朗報だ。

 この日はOBや外部社会人に指導の協力を仰いだ。また、主将を筆頭に選手の幹部が率先して指揮を執った。練習を終えたある選手は「とてもいい雰囲気だった。チームの主体性を持てていたと思う。選手で抱えてきたものが形になってきた」と話すなど、充実の表情を浮かべた。

 さらに別のある選手は「ポケモンGOをしながらジョギングをしていました」とニヤリ。内田前監督が在任中なら逆鱗に触れそうな発言をいとも簡単に発し、報道陣を驚かせた。“恐怖政治”が終焉し、はつらつさも取り戻した選手たち。試合復帰への道筋は依然として不透明だが、新監督とコーチが決定次第、本格練習を再開させる。