【日大アメフット問題】ダンマリ決め込む田中理事長“本当の顔”とは…

2018年06月06日 16時30分

田中理事長はかつて大相撲関連のイベントにも顔を出していたが…

 日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で田中英寿理事長(71)をめぐる“攻防”が激化している。5日には林芳正文部科学相(57)が日大の対応に苦言を呈し、田中理事長の説明責任を指摘した。貝のように口を閉ざす同理事長だが、一方で対照的な姿を見せていたのが日本オリンピック委員会(JOC)副会長時代。理事会や記者懇親会にも出席し、職員に焼き肉を振る舞うこともあったという。強大な権力を握る“日大のドン”の素顔とは――。

 林文科相は批判が高まっている日大の対応について「必ずしも社会からの理解が得られているとは言えない」とばっさり。「理事会で責任を持って検討していただく必要がある」と続け、田中理事長の責任を指摘した。

 日大は大塚吉兵衛学長(73)が会見を開いてきたが、“KY発言”を連発して混乱を招いた。田中理事長は第三者委員会の調査結果が出る7月下旬に会見予定というものの、責任をアメフット部の内田正人前監督(62)に押し付け、自らは延命策を練ろうという姿勢に林文科相が「NO」を突きつけた格好だ。

 タックル騒動後、田中理事長は2度、理事会に出席したものの、報道陣の前に姿を現すことはなかった。だが、これまで雲隠れしていたわけではない。“前職”のJOC副会長時代は報道陣にフルオープンの理事会に毎回のように出席。竹田恒和会長(70)の横に座り、元アマチュア横綱の堂々とした体格で威風を放っていた。恒例の記者懇親会では割り当てられたテーブルで談笑し、「JOCの常務理事になった時、職員を焼き肉に連れて行ったりしている」(関係者)と、優しく親分肌な一面もあった。

 ただ、一方で別の関係者は「竹田さんはあの人がいなくなってホッとしている」と“内情”を明かす。田中理事長がらみの複数の問題の火消しを余儀なくされただけではなく、水面下では一部メディアにも動きを追われていた。その疑惑は「田中さんと利害関係ある人が証拠を潰している」(同)と厳しく追及されることはなかったが、JOCは肝を冷やし続けた。

 そんな田中理事長が唯一、恐れる存在があるという。「奥さんも随分、強いらしいんですよ。田中さんは酔っ払うと奥さんが迎えに来る。で、ひっぱたくらしい。田中さんは『ごめんなさい』って言う。奥さんには頭が上がらない」(前出関係者)。“日大のドン”に陥落の時は来るのだろうか。