アメフット問題で寄付集まらない…日大130周年記念事業に大逆風

2018年06月01日 16時30分

田中英寿理事長

 節目の年を前に大ダメージだ。日本大学はアメリカンフットボール部の悪質な反則問題で、対応のまずさから世間の冷たい視線を浴びている。内田正人前監督(62)が常務理事を務め、ボスの田中英寿理事長(71)の意向のままに大学を牛耳る現状も明らかになり、現役学生の就職や新入生獲得にも影響が及んだ。さらには、大学として飛躍を遂げる大チャンスを棒に振りそうな情勢だ。

「来年、日大は創立130周年なんですよ。様々な行事もあり、お金集めをしなければいけない時に、これでは…。一体誰が寄付しますか」(日大関係者)

 日大の130周年記念事業募金を告知するサイトでは、記念事業プログラムとして新たな教育への取り組みに加え、学生スポーツ支援への取り組みとして「『スポーツの日大』の復活を目指し、学生スポーツの振興を支援します」との記載が…。これらについて、田中理事長と大塚吉兵衛学長(73)の連名で「魅力ある大学であり続けるための事業を実施するには磐石な財政基盤の構築が必要」(原文ママ)として募金をお願いしている。これに対して大学内からも厳しい声が出ているのだ。

 31日には、負傷した関西学院大学の選手側が日大の内田前監督と井上奨前コーチ(30)について、傷害容疑の告訴状を警視庁調布署に提出。また、日大教職員組合が内田前監督を常務理事などすべての役職から解任するよう求める要求書を東京・千代田区の日大本部に提出した。要求書は田中理事長宛てで、内田前監督ら5人の常務理事全員を解任した上で、田中理事長や大塚学長も辞任し「大学上層部の『解体的な出直し』を図るべき」だと強調した。

 このままでは大学存亡の危機とあって教員たちも必死。ドンを引きずり下ろすことができるか。