日大・内田前監督の発言全否定 関東学生連盟「信用できない」反則指示あったと断定

2018年05月29日 22時58分

内田前監督(右)と井上前コーチ

 日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で、関東学生連盟は29日、臨時理事会を開き、反則行為を指示したと認定し、日大の内田正人前監督(62)、井上奨前コーチ(30)を「除名」処分とすることを決めた。同連盟の罰則では「除名」は最も重い処分で、永久追放に相当する。

 また、森琢コーチ(44)は「資格剥奪処分」(登録抹消)となり、悪質タックルを行った宮川泰介選手(20)と、日大アメフット部は2018年度シーズン終了(2018年3月31日)まで公式試合の出場資格停止となった。ただ、宮川選手は反省文提出など、日大は再発防止を講じ、チーム改革・組織改革を行うことなどを条件に、処分は解除される。

 臨時理事会後の午後9時10分から同連盟の柿沢優二理事長(63)、森本啓司専務理事(48)、前川誠常務理事(63)、弁護士の寺田昌弘監事(50)が都内で会見を行い、発表した。

 柿沢理事長は会見冒頭で「悪辣卑劣なプレーで関学大の選手を負傷させたことを連盟としておわびしたい」と謝罪。続いて森本専務理事が詳細を説明した。調査は同連盟の規律委員会が行い、事実関係を確認。問題の背景には内田前監督の強権的で理不尽な指導があり、宮川選手を精神的に追い込んだ。内田前監督、井上前コーチによるプレッシャーから反則行為を実行。指導者2人は関学大選手に悪質タックルを仕掛けたプレーを目撃していたとも認定された。

 内田前監督、井上前コーチは会見で反則行為の指示を否定したが、井上前コーチの「(相手の)クオーターバックを潰せ」という指示は「ケガをさせてこいというニュアンスがあった」とした。また、内田前監督は試合前、宮川選手に「(反則行為を)やらなきゃ意味ないよ」と伝えたとされることも否定した。これについても「信用できない」とし、内田前監督の発言をことごとく虚偽として、反則行為の指示はあったと認定した。

 また、アメフットを辞めることを表明した宮川選手については「復帰の可能性はある」(森本専務理事)という。