【悪質タックル】女性乱入で大混乱!日大学長“中身なし”2時間会見

2018年05月25日 20時57分

会見に乱入した女性

 日大の大塚吉兵衛学長(73)が25日、アメリカンフットボール部の問題を受けて東京・千代田区の日本大学会館大講堂で緊急会見し、関西学院大の被害選手や関係者に謝罪した。

 会見は冒頭で白髪交じりの中年女性が大塚学長に対し「オマエがしっかりしないから、いいか!」などと叫びながら乱入するハプニングで幕を開ける。関係者によって外に出されたが、会場はいきなり騒然となった。

 大塚学長は自身の立場を「運動部の責任者」と説明した。しかし、全体を通じて把握していないことも多く、悪質タックル問題は「部と部の問題」と認識していたため、対応が遅れたと語った。

 タックルが内田正人前監督(62)の指示がどうかについてや、加害選手と監督、コーチの意見が食い違っていることについては第三者委員会を立ち上げる準備に入っていることから「コメントは差し控えたい」と回答を避けた。

 また、問題となっている大学のガバナンスについてはぜい弱さを露呈。問題発覚後、騒動が大きくなっても、内田前監督への指導は「直接はしておりません」と行っていなかった。被害選手(関西学院大QB)の父から被害届が出されたことについても「グラウンドの件を社会問題として警察に処理してもらうという発想が私は持っていなかった。大変申し訳ないです」と“想定外”だったことを認めた。

 再発防止策についてはアメフット部員の意見を吸い上げ、構築していく考えを示した。内田前監督の部への関与も、学長として2020年8月末までの任期の間は「私があと2年いる間には、そういうことは、おそらく起きないだろうと感じています」とした。

 会見は2時間に及んだものの、特段に中身があるものだったとは言えず、釈然としない空気に包まれた。終盤には記者から「肝心なことを何もおっしゃっていない印象を受けた」と突っ込まれる場面もあった。

 大塚学長は父母会が要求する田中英寿理事長(71)の会見についても「考えておりません」「私が責任者という形になっている。それ以上のことはないのが実情」と繰り返し、予定がないことを強調した。

 この日の司会は23日の会見で物議を醸した広報部職員の米倉久邦氏ではなく、別の職員が務めた。大塚学長は米倉氏が“暴走”した理由について「同じ(テレビ)局の方が同じ質問をして、ちょっと感情的なった」と説明。「態度としてはよくなかった」と釈明した。