バドミントン日本代表が16日、国別対抗戦男子トマス杯、女子ユーバー杯(20~27日、タイ・バンコク)に向け、羽田空港を出発した。

 女子は第1シードで37年ぶりの優勝の期待がかかる。主将の高橋礼華(28=日本ユニシス)は「周りから『優勝できる』と言われてみんなプレッシャーもあるけど、いい雰囲気で練習できていた。いい意味でリラックスしていいプレーができたら」と抱負を語った。

 1次リーグはインド、カナダ、オーストラリアと同組。豊富な戦力を誇る日本だが「団体戦なので何が起こるか分からない。目の前のことに集中できれば」と気を緩めず、一戦必勝の構えを強調した。

 一方、男子は2014年以来、2大会ぶりの優勝を狙う。1月に代表復帰した桃田賢斗(23=NTT東日本)は「チームの雰囲気もすごい良くて、中身の濃い練習ができた。持っている力をしっかり出せれば結果はついてくると思う」と自信をのぞかせた。

 1次リーグは台湾、香港、ドイツと同組。「強いグループに入ったと思いますけど、逆にそこを通過できれば勢いに乗れる」と前向きに捉えた。

 4年前とは置かれた立場が違うことも自覚しており「あの時は、自分が一番年下でやりたいようにやらせてもらった。今回はそういうわけにはいかない。第1シングルスとして、日本を引っ張っていける試合をしたい」と力を込めた。