バドミントンの国別対抗戦男子トマス杯、女子ユーバー杯(20~27日、タイ・バンコク)の日本代表選手が10日、都内で会見し、意気込みを語った。

 男子はアジア選手権で初優勝し、世界ランキングが日本勢最上位の12位に浮上した桃田賢斗(23=NTT東日本)が軸。桃田は2014年以来2度目の栄冠へ「目標は優勝。全勝してチームに貢献したい」と力強く宣言した。主将に就任した嘉村健士(28=トナミ運輸)は「優勝できるチームだと思っている。元気が取りえ。チームを明るく引っ張っていけたらいい」と話した。

 一方、女子は37年ぶりの頂点を目指す。同2位の山口茜(20=再春館製薬所)は「自分らしい相手の意表を突くプレーだったり、試合を楽しんでいるところを見てもらえたらうれしい」とアピール。同6位の奥原希望(23=日本ユニシス)も「自分らしい粘りのあるプレーを出せたらいい」と続いた。

 また、4月末に再春館製薬所を退部し、岐阜トリッキーパンダースへ移籍したダブルス同3位の福島由紀(25)、広田彩花(23)組も姿を見せた。ともに騒動には触れず「ユーバー杯は初めて。楽しみながら貢献できるように頑張りたい」(福島)、「団体戦は初めてなので少し緊張もある。優勝目指して頑張ります」(広田)と話した。

 主将の高橋礼華(28=日本ユニシス)は「ここ数年で日本のレベルはすごく上がっていて、このチームで戦うことが楽しみ。いろいろ経験してきたので、コート内で私の背中を見て、よしやろうという気にみんながなってくれればいい」と力を込めた。